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フリースクール・フォロの活動のようすを、できるかぎりマメに更新していきます。

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  新しいフォロに移転してから、早1年以上。少しずつメンバーも増えてきて、にぎやかな毎日になってきました。そこで持ち上がってくるのが、さまざまな過ごし方をしたい子どもたち、それぞれが安心して過ごすにはどうしたらいいか。今年度に入って、フリースクールの時間の使い方に、いくつかの変化がありました。
 まず一番大きな変化が、水曜日。今までスタディ・フォロとしてフリースクールとは分けていたこの日を、静かに過ごしたり、勉強したりできるフリースクールの1日として使用しています。
 その他の曜日でも、年齢層により少し時間帯をずらしたり、曜日によって一部の時間を静かに過ごせる時間にしてみるなどの試みもしています。
 一口に静かな時間と言ってもそのニーズはさまざまで、子どもたちとひんぱんにミーティングを設けては何度も試行錯誤し、ルールを増やしてみたり、ゆるめてみたり、大がかりに家具のレイアウトを変えてみたりと、「静かな時間」という言葉の印象とは裏腹になかなか忙しいころもありました。その甲斐あって「静かな時間があるなら」とフォロにつながってくれる人や、にぎやかな時間との使い分けをしてくれるメンバーなども出てきています。
 また、「静かに過ごしたい」以外のニーズでも、今までのフォロのどういうところに安心できていたのかなど、こういう時間を設けたことで改めて見えてきた部分もあり、そこにも大きな意味があるようにも感じています。けっして一部の人がただガマンするのではなく、いろんな人が落ちつける居場所、これからもみんなで頭をひねりながらつくり続けていけたらと思います。 (浅野康弘・スタッフ)
  みなさま、いつも応援をありがとうございます。
 早めの夏到来ですね。フォロの周りでも大人のみなさんからは「この夏、乗り切れるやろか」と心配が噴き出しております。が、子どもたち有志はさっそく自作の水鉄砲持参で外に出て、ガンガンに水遊びです。後先かまわずビショビショになって(失礼!)、楽しくてもっと熱くなってたりするのですが……そんな気配を感じさせてもらうと、炎天下であっても、今日も自分がフォロに居させてもらえることが、なんだか楽しくなります。

 このレターの発行日は、ちょうどフォロの親の会(愛称は「ほっとサロン」)月例日です。
 リクエストがあって、今月はその時間の一部を使い、わが子と親の私自身を「ほめるタイム」も開設です。内容は、当日のお楽しみ。ですが、このキツキツいっぱいな世の中にあって、社会の大きな仕組みをひっくり返すパワーとまでは行かなくても、個人的には「こうやって、いいとこ探しをあえてやってみるのって、とても良いな」と思っています。なんとなく少し、安心できるのがいい。ともすれば、外からだけでなくて自分のなかからも不安が迫ってきて、あおられるでしょう。わが子を信じたい、この人を、この自分を信じようと思っているはずが、どうしてもブレてしまう。自分の、いのちとしての正直な感覚が、どんどん潰されていく恐怖も重なります。そんなしんどさをちょっと減らす工夫を分け合えると、うれしいです。水鉄砲もそうなのかしらん?
 「今日も1日、なんとかしのいだよ、自分」「ごはんが、おいしかった」……フォロでは、頭でっかち&不安ばかりの社会にあっても、あえてゆるゆるでやっていきたいと思っています。
 これからも、できる時にできるかたちの応援を、どうぞよろしくお願いします。

2013年7月17日
特定非営利活動法人フォロ
代表理事 花井紀子
  いじめ自殺や体罰による自死など、あれほど大騒ぎしているのに、世の流れが本質や根っこのところで命を大切にする方向に変わってきている、という感触がまったくありません。さらには、この社会が漠然とそんな流れを受けいれてしまう空しい繰り返しにも、本当にうんざりです。どんなにか深刻なことが報道などで大きく取り上げられても、それに“自分ごと”としての実感が自分にともなうかどうかに尽きるのだろうと、フォロの日常から思います。今日一日の暮らしのなかで、「(誰かに)自分の気持ちを受けとめてもらえた」という瞬間。これを支えに、私たちは明日に命をつなぐことができるのでしょう。そんな実感がなければ、苦しさや虚しさはどんどん募ります。

 一方で私たちは、たとえば「この年齢の子どもなら、○○くらいできて当たり前」とか「母親だったら△△のはず」といった、やるべきことだらけで切羽詰まる日常を強いられています。誰の感覚で誰のために生きるのかさえ、ぐちゃぐちゃにされている気もするし、それでも「壊されてるよ」って声を上げることさえ許されない空気もあります。
 フォロではあえて、「がんばらなくても大丈夫」を大事にしたいと思います。「今日も生きている」自分をねぎらって、この自分で安心して生きていける。そのなかで、人との関係、モノゴトとの関係、学ぶこととの関係……、そんないろんな関係をゆるりと結んだり、ほどいてみたり結び直したり……という一日一日。気長な話ですが、そんなことから、ちょぼちょぼとやっていったらいいのだろうな、と考えています。
 こんな感じのフォロです。
 これからも、どうぞよろしくお願いします。

2013年2月20日
特定非営利活動法人フォロ
代表理事 花井紀子

プロフィール

HN:
フリースクール・フォロ
性別:
非公開
自己紹介:
フリースクール・フォロは、大阪市にある学校外の子どもたちの居場所です。学校が苦しい子どもたちは年々増えています。学校と家庭以外の第三の居場所は、子どもの命を守るためにも切実に必要です。「フォロ」の意味は古代ローマの広場、フォーラムの語源となったものです。学校に行かないことを否定されず、子どもたちが集い、交流し、さまざまなものをいっしょに創造していきたいと思っています。

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