フォロ・ブログ
フリースクール・フォロの活動のようすを、できるかぎりマメに更新していきます。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
いじめ自殺や体罰による自死など、あれほど大騒ぎしているのに、世の流れが本質や根っこのところで命を大切にする方向に変わってきている、という感触がまったくありません。さらには、この社会が漠然とそんな流れを受けいれてしまう空しい繰り返しにも、本当にうんざりです。どんなにか深刻なことが報道などで大きく取り上げられても、それに“自分ごと”としての実感が自分にともなうかどうかに尽きるのだろうと、フォロの日常から思います。今日一日の暮らしのなかで、「(誰かに)自分の気持ちを受けとめてもらえた」という瞬間。これを支えに、私たちは明日に命をつなぐことができるのでしょう。そんな実感がなければ、苦しさや虚しさはどんどん募ります。
一方で私たちは、たとえば「この年齢の子どもなら、○○くらいできて当たり前」とか「母親だったら△△のはず」といった、やるべきことだらけで切羽詰まる日常を強いられています。誰の感覚で誰のために生きるのかさえ、ぐちゃぐちゃにされている気もするし、それでも「壊されてるよ」って声を上げることさえ許されない空気もあります。
フォロではあえて、「がんばらなくても大丈夫」を大事にしたいと思います。「今日も生きている」自分をねぎらって、この自分で安心して生きていける。そのなかで、人との関係、モノゴトとの関係、学ぶこととの関係……、そんないろんな関係をゆるりと結んだり、ほどいてみたり結び直したり……という一日一日。気長な話ですが、そんなことから、ちょぼちょぼとやっていったらいいのだろうな、と考えています。
こんな感じのフォロです。
これからも、どうぞよろしくお願いします。
2013年2月20日
特定非営利活動法人フォロ
代表理事 花井紀子
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
プロフィール
HN:
フリースクール・フォロ
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
フリースクール・フォロは、大阪市にある学校外の子どもたちの居場所です。学校が苦しい子どもたちは年々増えています。学校と家庭以外の第三の居場所は、子どもの命を守るためにも切実に必要です。「フォロ」の意味は古代ローマの広場、フォーラムの語源となったものです。学校に行かないことを否定されず、子どもたちが集い、交流し、さまざまなものをいっしょに創造していきたいと思っています。
カテゴリー
最新記事
(08/31)
(08/07)
(07/28)
(07/26)
(06/30)
カレンダー
AD
PR